外国為替市場は数年ぶりの大荒れ-投資家のリスク回避で

外国為替市場のトレーダーにとっ て24日は慌しい月曜日となった。

ニュージーランド(NZ)ドルは一時8.3%安と30年で最大の下げ を記録。世界的な相場急落の中で、資源国通貨の下げを主導した。一 方、安全資産とされる通貨は中国の景気減速が世界経済の成長を弱める との懸念を背景に急上昇。円は2010年以来最大の値上がりとなった。

ドルは米利上げ観測の後退を受けて下落。ブルームバーグ・ドル・ スポット指数の日中のレンジ(高値と安値の差)は7年前の金融危機時 に繰り返し見られた水準に拡大した。

BNPパリバの外為トレーディング責任者、ピーター・ゴラ氏は電 話取材で、「株式ではなく通貨のこうした動きは極めて異例だ」と述 べ、高値と安値の「スプレッド(差)は当然、市場の流動性の乏しさを 映す」と指摘した。

スプレッドが今年、この水準まで拡大したのは、米連邦公開市場委 員会(FOMC)が予想外に金利見通しを下方修正し、ドル高が米国の 成長を脅かすと指摘した3月以来。

以下に主要通貨の動きをまとめた。

NZドルは米ドルに対し、日中ベースで1985年12月以来最大の下げ を記録し、6年ぶりの安値を付けた。

オーストラリア・ドルは一時3.6%下落し、5年ぶりの大幅安とな り、09年以来の安値。

カナダ・ドルは11年ぶりの安値を付けた後に反発。

円は一時4.7%高と、10年5月以来最大の上昇。

ユーロは1月以来の1ユーロ=1.17ドル上抜けとなった。

原題:Biggest Day in Years for Currencies as Investors Flee Risk (抜粋)

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