アリババ株がIPO価格割れ-中国の売上高懸念や世界株安で

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中国の電子商取引会社アリババ・グループ・ ホールディングの株価が24日、新規株式公開(IPO)価格を初めて割 り込んだ。経済成長が減速する中国での売上高への懸念に加えて、世界 的な株安が響いた。

アリババ株はニューヨーク市場で3.5%安の65.80ドルで通常取引を 終えた。昨年9月のIPO価格は68ドルだった。この日の米国株は急 落。S&P500種株価指数は調整局面に入った。中国株も大きく下げ、 上海総合指数は2007年以来の大幅安となった。

アリババの株価は同社の3億人強の顧客への影響力が投資家に評価 され、昨年11月に終値ベースの最高値119.15ドルを付けた。しかしその 後、中国経済の減速やJDドット・コム(京東)との競争激化に加え、 サイトでの偽造品販売を防止する取り組みが不十分との政府報告が嫌気 され、時価総額は1200億ドル(約14兆2000億円)余り吹き飛んだ。

ジャック・マ(馬雲)会長はロシアやブラジル、インド市場進出や 中国の家電小売企業、蘇寧雲商集団への46億ドル出資などを打ち出し、 収入源の多様化を図っているが、投資家の懸念を払拭(ふっしょく)で きていない。

ウェドブッシュ・セキュリティーズのアナリスト、ギル・ルリア氏 は、中国の消費者の購買が引き続き鈍化すれば、市場の動向に関係なく アリババ株は一段と下落し得ると指摘した。

原題:Alibaba Falls Below IPO Price as Rout Adds to China Concerns (2)(抜粋)

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