アジア・太平洋株式サマリー:軒並み下落-上海総合など大幅安

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下 の通り。

【中国・香港株式市況】

24日の中国株式相場は下落。上海総合指数が2007年以来の大幅安と なった。政府の支援策も国内の景気減速が深刻化しつつあるとの投資家 の懸念を和らげるには至っていない。

上海総合指数は前週末比8.5%安の3209.91で終了。同指数は6月12 日に付けた高値から38%下落し、時価総額4兆ドル(約482兆円)余り が吹き飛んだ。

上海総合指数の構成銘柄中、中国神華能源(601088 CH)や中国船 舶重工(601989 CH)など800余りの銘柄が10%の値幅制限いっぱいの値 下がり。中国工商銀行(601398 CH)は9.7%安と、1月19日以来の大幅 な下げ。中国農業銀行(601288 CH)は9.3%安。

君康人寿保険の呉侃ファンドマネジャー(上海在勤)は「中国経済 はかなりひどい状態で、バブルとなっているセクターも一部ある」と指 摘。「世界中の市場での売り圧力も国内のセンチメントを圧迫してい る。上海総合指数は3000の水準付近に下落する可能性がある」との見方 を示した。

香港市場では、中国本土企業から成るハンセン中国企業株(H株) 指数が5.8%下落し、14年3月以来の安値で引けた。ハンセン指数 は5.2%安。

【インド株式市況】

24日のインド株式相場は2009年以降で最大の値下がりとなった。世 界的な株安の中で、ボラティリティを示す指数も急上昇した。

インド石油ガス公社(ONGC)と産銅会社ベダンタは2008年以来 の大幅な値下がり。タタ・スチールは約7年ぶりの大幅安となった。世 界最大の製油所を所有するリライアンス・インダストリーズは約5カ月 ぶりの安値を付けた。通貨ルピーも下げ、2年ぶりに1ドル=66ルピー 台となった。

指標のS&P・BSEセンセックスは前週末比5.9%安の25741.56 で取引を終了。これは09年1月以来の大幅安。30構成銘柄の過半数が 5%を上回る値下がり。インド株のボラティリティを示すインドVIX 指数は過去最大の上昇。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前週末比4.1%安の5001.28。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前週末比2.5%安の1829.81。

【台湾株式市況】

24日の台湾株式相場は急落。指標の加権指数が2012年以来の安値と なった。中国の景気減速が世界の経済成長に打撃を与えるとの懸念が広 がった。

加権指数は前週末比4.8%安の7410.34で終了。取引時間中には一 時7.5%下げた。台湾積体電路製造(TSMC)は5%安。

10年物の台湾公債利回りは過去最低の水準に低下した。台湾株は先 週、弱気相場入りしている。

【インドネシア株式市況】

インドネシア株は24日に過去2年で最大の下落となった。通貨ルピ アも売られ、1998年以来で初めて1ドル=1万4000ルピア台となった。

インドネシア株の指標、ジャカルタ総合指数は前週末比4%安 の4163.73で取引を終了。これは2013年8月以来の大幅安。21日に弱気 相場入りした同指数の24日まで5営業日の下げは9.2%に達した。

同国の銀行のデータによれば、ルピアは0.7%下落し、1ドル=1 万4046ルピア。債券も下落し、ディーラー間市場協会(IDMA)のデ ータによれば、10年物国債利回りは11ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)上昇の9.05%。

【フィリピン株式市況】

24日のフィリピン株式相場は下落。指標のフィリピン総合指数が約 7年ぶりの大幅安となった後、技術上の問題から取引が一時停止され た。

フィリピン証券取引所のホセ・パルド会長は携帯電話向けのテキス トメッセージで、「システムのインターフェースに問題があった」と説 明し、指数急落を食い止めるために証取が介入したとの臆測を否定し た。

フィリピン総合指数は前営業日(20日)比6.7%安の6971.01で終 了。一時2008年10月以来の大幅下落となる場面もあった。株式売買は現 地時間午後2時5分(日本時間同3時5分)から45分ほど停止された。

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