鉄鉱石富豪フォレスト氏:過剰生産は「市場破壊行為」と批判

世界の大手鉱山会社が需要を上回る量の鉄鉱 石を出荷したため鉄鉱石価格は今年、下落したとの見方を、オーストラ リアのフォーテスキュー・メタルズ・グループが示した。同社は、競合 各社の過剰生産を市場破壊行為だと指摘する。

同社のアンドルー・フォレスト会長は24日発表した文書で「可能だ からという理由だけで増産を続けるという論理は小規模鉱山会社にも十 分に当てはまる」とした上で、「業界のリーダーである企業がそれをす れば市場破壊行為であり、自傷行為だ」と、企業名を特定せずに述べ た。フォーテスキューは同日、通期利益が減少したと発表した。

高コスト生産の競合企業が操業を停止する中、豪州のリオ・ティン ト・グループやBHPビリトン、ブラジルのヴァーレが割安な供給を増 やし、増産によって価格下落を埋め合わせようとしたため、鉄鉱石価格 は7月に少なくとも6年ぶりの安値まで下げた。フォレスト会長によれ ば、フォーテスキューは需要が回復すれば増産の準備があったが、今年 は生産量を維持する方針だ。BHPはフォーテスキューの文書について コメントを控え、リオからの回答は得られていない。

メタル・ブレティンによれば、鉄分62%の鉄鉱石の価格は今年に入 って21%下げ、今月21日には1ドライトン=56.10ドルとなった。

原題:Iron Ore Billionaire Attacks ‘Market Vandalism’ as Rout Deepens(抜粋)

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