中国政府が挑んでいるのは負け戦-元切り下げでリスク強まる

中国本土株は当局の介入でいったんは持ち直 したが、中国政府は負け戦に挑んでいるとトレーダーらはみている。

上海総合指数は先週の週間下落率が12%に達した。招銀国際証券と 凱基証券によれば、経済成長見通しと中国株のバリュエーション(株価 評価)のギャップは一段安が不可避であることを意味する。

上海総合指数は1年前の水準をまだ大きく上回っているが、工業生 産から輸出、小売売上高に至る統計は景気減速が深まっている状況を示 唆している。8月の最初の主要な中国統計として製造業の活動を示す指 標が発表されたが、世界的な金融危機以来の弱さとなった。

招銀国際証券のストラテジスト、ダニエル・ソ氏(香港在勤)は、 中国当局が「過大評価されている水準にある市場の力に挑もうとしてい る」と指摘。政策担当者が「株式市場ではなく実体経済の支援に重点を 置く」必要があるとの見方を示した。

中国当局は大株主の持ち株売却規制など前例のないの株価対策を継 続しているが、株価上昇が持続可能だと投資家を納得させるには至って いない。

申万宏源集団のアナリスト、銭啓敏氏(上海在勤)は「人々は買い を入れるのに慎重過ぎる」と述べた。凱基証券のアナリスト、ケン・チ ェン氏は中国人民銀行(中央銀行)が実質的に中国人民元を切り下げた 今月の決定で経済にとってリスクが強まると指摘し、「金融リスクが急 速に高まり、市場のセンチメントを弱める可能性が高い」と語った。

原題:China Traders Say Stock Intervention Misguided Amid Slowdown (1)(抜粋)

--取材協力:Amanda Wang、Sarah McDonald.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE