FRBの指数ではドルは急上昇-ウォール街の見方から乖離

一般的な多くの指標ではドルはこ の半年間、横ばい基調で推移している。しかし、米連邦準備制度理事会 (FRB)の指数は異なっている。

米国の主要貿易相手国・地域の26通貨に対しドルの価値を測る FRBの指数は急上昇。同指数は3月に12年ぶり高値を付けてからさら に1.3%上げている。米金融当局は3月、ドル高が成長の足かせとな り、インフレを押し下げるかもしれないとの一連の警告に着手した。

外国為替市場で米国の金融引き締めの道筋をめぐる観測が最大の材 料の一つとなる中、おおむね対円、対ユーロでのドル相場に基づくウォ ール街の見方とFRBの認識の乖離(かいり)は、最近のレンジが続く と予想する投資家に動揺を引き起こす恐れがある。

7-9月(第3四半期)に入ってからの貿易加重ベースでのドルの 急騰は、中国やメキシコなどの輸出大国の通貨に対する上昇が主な原因 で、インフレを加速させるという米金融当局の目標を損なっている。当 局が約10年ぶりとなる利上げ開始を検討する中、ドルの幅広い上昇を抑 制したい当局者がさらなる警告の発言を行う可能性がある。

ジェフリーズ・グループ(ニューヨーク)のマネジングディレクタ ー、ブラッド・べクテル氏は「ドルは貿易加重ベースでは依然として上 昇を続けており、FRBは間違いなくそれを考慮に入れている」と指摘 した。

原題:The Fed Is Looking at a Very Different Dollar Than Wall Street(抜粋)

--取材協力:Chloe Whiteaker.

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