ゴールドマンが分析-ヘッジファンドは11年以来の「守り」重視

ヘッジファンド業界が全体として 示している英知が、世界経済にとって厄介なシグナルを送っている。

ゴールドマン・サックス・グループが行った最新のヘッジファンド 保有銘柄分析によると、ヘッジファンドは景気循環株よりディフェンシ ブ銘柄に傾きつつある。これは2011年以降初めてだという。ヘッジファ ンドはヘルスケアや公益、生活必需品、電話会社など景気減速の影響を 受けにくいと見なされる業種の株式保有を増やす一方で、エネルギーや テクノロジー、金融、一般消費財、商品といった銘柄を減らしている。

このことは電話会社のAT&Tや病院運営のHCAホールディング ス、医療保険のヒューマナなどがゴールドマンの代替投資の「非常に重 要なポジション(VIP)」リストに加えられたのに対し、電子商取引 のアリババ・グループ・ホールディングや衛星放送のディッシュ・ネッ トワーク、ディレクTV、半導体メーカーNXPセミコンダクターズな どがリストから外れたことを意味する。

皆に愛されるブリトー・チェーン店のチポトレ・メキシカン・グリ ルやゲームのエレクトロニック・アーツ(EA)、半導体のクアルコム はヘッジファンドの売りが見込まれるゴールドマンの非常に重要なショ ートポジションリストに追加された。

ゴールドマンによると、VIPリスト入りした銘柄は11年以降の四 半期の67%で、S&P500種株価指数のパフォーマンスを上回ってき た。

ゴールドマンは、過去5年間の大半、ヘッジファンドの最も重要な ポジションは、景気循環的な業種と強い相関性があったと指摘。ヘッジ ファンドが現在ディフェンシブ姿勢を取っていることについてのゴール ドマンの説明は驚く内容ではない。商品価格の急落と世界の成長が軟化 しつつあることへの懸念だ。

「スマートマネー」と呼ばれるヘッジファンドはここへきて、やや 「スケアード(おびえた)マネー」のようになりつつある。

原題:Goldman Sees Hedge Funds Playing Defense as Global Outlook Dims(抜粋)

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