人民元連動の仕組み商品、人気再燃か-今度は下落方向の賭けで

中国当局が先週、人民元相場の約20年ぶりの 大幅下落を容認したことを受け、今後は元の下落かレンジ取引を見込ん だ仕組み商品の人気が高まりそうだ。

中国人民銀行(中央銀行)は11日、営業日ごとに設定する人民元の 中心レートを1.9%引き下げた。これを受けて、元相場は公定レートと 実勢レートが一本化された1994年1月以降で1営業日として最大の下げ を記録した。ブルームバーグの調査によると、当局は月間400億ドル (約5兆円)前後のペースで外貨準備を取り崩し、元安進行に歯止めを かけるために活用すると見込まれている。

元上昇に賭けるターゲット・リデンプション・フォワード (TRF)やターゲット・リデンプション・ノート(TARN)を保有 する多くの投資家は元相場が下落して評価損が発生、銀行から追い証を 求められた。こうした証券はアジアで今年、人民元に連動した仕組み債 で最も人気の高い商品の1つ。

ソシエテ・ジェネラルの台湾部門でグローバル市場責任者を務める マーク・リウ氏は「これまでは元高方向への一方的な賭けだったが、市 場では今後、より多様化が進み、下落やレンジ取引を見込んだ投資も増 えるだろう。その方がずっと健全だ」と述べた。

原題:Yuan-Tied Structured Product Sales to Rebound Post Currency Blow(抜粋)