メキシコ・ペソ、主要通貨で最大の下げ-成長見通し下方修正で

20日の外国為替市場でメキシコ・ペソは世界 の主要通貨で最大の下げを記録。新興市場通貨の下落の流れに沿った動 きだ。原油生産減少を受け同国が経済成長見通しを下方修正し、ペソが 売り込まれた。

ペソは1.1%安の1ドル=16.8032ペソと、終値としては過去最安値 を更新。ブルームバーグが調査する世界の主要16通貨の中で最大の下げ を記録した。途上国20通貨で構成する指数も過去1年間の下落率が20% に達する水準に下げ幅を広げた。

世界経済が一段と鈍化するリスクがあるほか、上昇しつつある米短 期債利回りが海外投資家を引き付ける中で新興国通貨は下げており、ペ ソもその波にのまれた格好。ペニャニエト政権も原油価格と生産の落ち 込みへの対応に苦慮している。

グルポ・フィナンシエロ・アノルテのストラテジスト、ホアン・カ ルロス・アルデレーテ氏は電子メールで「三重苦だ。途上国の成長懸念 と原油安、米利上げ時期に関する観測がペソの厳しい状況につながって いる」と述べた。

メキシコのアポルテラ財務次官は20日、メキシコの今年の国内総生 産(GDP)見通しを2-2.8%増と、5月に示した2.2-3.2%増から 下方修正した。

原題:Mexico’s Peso Leads World Losses as GDP Forecast Cut Amid Woes(抜粋)