IPO長者となったグレンコア幹部、株価下落で半減し3人に

商品取引大手グレンコアは2011年に新規株式 公開(IPO)を実施し、保有する自社株の価値が10億ドル(現行レー トで約1200億円)を超えるIPO長者の幹部が6人誕生した。アイバ ン・グラゼンバーグ最高経営責任者(CEO)ら6人の保有株の価値は 当時、総額240億ドルに達していた。

だが、グレンコアの株価はIPO以降、70%下落。それに伴い、幹 部らが保有する同社株の価値に基づけば、現在でも10億ドルを上回る IPO長者の地位を保っているのは3人だけとなっている。そのうち2 人も陥落寸前の状態だ。

2011年5月のグレンコアのIPOは、1999年の米ゴールドマン・サ ックス・グループなどウォール街の名だたる一部企業のIPOを上回る 規模だった。その後、グレンコアの株価は毎年下落。中国経済が減速し つつあるとの懸念から商品価格が下げる中、グレンコア株はここ数カ 月、下げのペースが加速している。

グラゼンバーグCEOの保有株式の価値は引き続き10億ドルを大幅 に上回っている。ただ、公開データに基づくブルームバーグの推計で は、同氏の保有株式の価値は28億ドルと、2011年5月時点の94億ドルか ら落ち込んでいる。

石炭事業責任者のトール・ピーターソン氏と、石油事業責任者のア レックス・ベアード氏、アルミニウム事業の元責任者で13年にグレンコ アを去ったゲーリー・フィーゲル氏の保有株式の価値は、現在ではそれ ぞれ10億ドルを下回っている。

グレンコアはコメントを控えた。

原題:Glencore Billionaire Club Loses Half Its Members as Stock Dives(抜粋)