カーライルのESG、60%のリターン-中国の悪化見込む投資で

米投資会社カーライル・グループ(本社ワシ ントン)傘下のエマージング・ソブリン・グループ(ESG)が運営す るヘッジファンドは、中国市場の悪化を見込んだ投資が成功し、7月初 めと比較して運用資産の価値が約60%急増した。

事情に詳しい複数の関係者によれば、ESGの「ネクサス・ストラ テジー」(運用資産額は約2億ドル=約248億円)の年初来のリターン はプラス45%に達した。

非公開情報であることを理由に関係者が匿名を条件に語ったところ では、このファンドは中国経済と同国の金融市場が悪化する方向に賭け る投資に力を入れてきた。中国人民銀行(中央銀行)が1994年以来で最 も大幅な人民元の実質的な切り下げに動き、景気減速への対応に中国当 局が苦しんでいるとの懸念が広がったことが、ファンドには幸いした。

ニューヨークに拠点を置くESGは、カーライルが2011年に過半数 の株式を取得して以降、運用資産額がほぼ3倍となっている。ネクサ ス・ストラテジーの極めて好調な運用成績は、カーライル傘下のヘッジ ファンド運営会社クラレン・ロード・アセット・マネジメントとバーミ リオン・アセット・マネジメントがマイナスのリターンで低迷する状況 とは対照的だ。

カーライルの広報担当ランダル・ホワイトストーン氏は、ESGの リターンに関するコメントを控えた。

原題:Carlyle’s ESG Nexus Macro Fund Gains 60% Betting Against China(抜粋)

--取材協力:Bei Hu、Devin Banerjee.

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