きょうの国内市況(8月20日):株式、債券、為替市場

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●日本株1カ月ぶり安値、商品安通じ海外景況懸念-資源や輸出、保険

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東京株式相場は3日続落し、TOPIXはほぼ1カ月ぶりの安値。 原油、銅など商品市況の下落を通じグローバル景気の先行きが懸念さ れ、鉱業や石油、商社など資源関連、輸送用機器やゴム製品など輸出株 が安い。日本郵政グループ3社の株式売り出し規模の報道があった影響 もあり、保険や銀行株も下げた。

TOPIXの終値は前日比24.60ポイント(1.5%)安の1623.88 と、7月13日以来の安値水準。日経平均株価は189円11銭(0.9%)安の 2万33円52銭で、2万円割れが目前に迫っている。

セゾン投信の瀬下哲雄ポートフォリオマネジャーは、中国の人民元 切り下げ以降、「通貨の切り下げ競争がイメージされ、先が見えない。 少しずつ影響が出てきている」と指摘。日本株は、「個人消費が立ち直 っておらず、企業業績は良いが、景気に怪しさがある。外部要因で不安 感広がると、調整が入りやすい」との見方を示した。

東証1部33業種は保険やゴム、鉱業、鉄鋼、卸売、銀行、石油・石 炭製品、輸送用機器、食料品など30業種が下落。下落率1位の保険は、 モルガン・スタンレーMUFG証券が損保ジャパン日本興亜ホールディ ングスの投資判断を下げる材料があった上、銀行とともに郵政3グルー プの株式売り出し報道の影響も受けた。20日付の日本経済新聞朝刊 は、11月上場の日本郵政とゆうちょ銀行、かんぽ生命3社の初回売り出 し額は合計で1兆5000億円程度と伝えた。

一方、不動産、情報・通信、海運の3業種のみ上昇。通信では、ア ローラ副社長が自社株約600億円を買い付けるソフトバンクグループが 買われた。

東証1部の売買高は21億1557万株、売買代金は2兆5429億円、上昇 銘柄数は240、下落は1580。売買代金上位ではトヨタ自動車、三菱 UFJフィナンシャルグループ、ソニー、オリエンタルランド、デンソ ー、キヤノン、三菱商事、ブリヂストン、第一生命保険、JTが安く、 JR西日本、住友不動産、東レは高い。

●債券上昇、米債高や流動性供給入札結果が支え-先物4カ月ぶり高値

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債券相場は上昇。前日の米国市場で7月の連邦公開市場委員会 (FOMC)議事録を受けて、9月の利上げ観測が後退。世界経済の先 行き懸念から米債高・株安となったことや、この日の流動性供給入札で 投資家の需要が確認されたことが支えとなった。

20日の長期国債先物市場で中心限月9月物は前日比11銭高の148 円05銭で開始。いったんは148円ちょうどに伸び悩んだものの、その後 は買いが再び優勢となった。午後からは流動性供給入札結果を受けた買 いで4月28日以来の高値となる148円08銭まで上昇。結局は13銭高の148 円07銭で引けた。

長期金利の指標となる新発10年物国債の339回債利回りは、日本相 互証券が公表した前日午後3時時点の参照値を0.5ベーシスポイント (bp)下回る0.365%で始まり、午前は同水準で推移。午後に入ってか らは12日以来の低水準となる0.355%を付けた。

BNPパリバ証券の藤木智久チーフ債券ストラテジストは、世界的 な株安・債券高の流れを引き継ぎ、日本国債も買われていると指摘した 上で、「流動性供給入札もしっかりとした結果となり、一段の支援材 料」と述べた。

財務省が午後零時45分に発表した流動性供給入札の結果によると、 募入最大利回り較差がマイナス0.013%、募入平均利回り較差はマイナ ス0.020%となった。投資家需要の強弱を示す応札倍率は3.87倍と、4 月21日以来の高水準だった。今回は残存期間5年超から15.5年以下の国 債が対象。

●ドル・円は124円付近、新興国の通貨安進行でドルが値を戻す

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東京外国為替市場では、ドル・円相場が1ドル=124円ちょうど付 近で推移。米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録を受けた9月の利 上げ期待後退でドル売りが先行した後、新興国の通貨安を背景にドルが 値を戻す展開となった。

20日午後3時27分現在のドル・円相場は124円04銭付近。ドルは朝 方に123円79銭を付けた後、下げ渋る展開となり、午後には一時124円07 銭まで水準を切り上げた。前日の海外市場ではFOMC議事録公表後に 一時123円69銭と7月31日以来の水準までドル安・円高が進んでいた。

クレディ・アグリコル銀行外国為替部の斎藤裕司エグゼクティブ・ ディレクターは、カザフスタンやトルコなど新興国の通貨安がドル買い につながっていると説明。「FOMC議事録がハト派との解釈がある割 には、タイでテロが発生するなど、新興国にとっては良くない環境にな っている」と言う。

カザフスタンの通貨テンゲは一時1ドル=257.21テンゲと、変動相 場制移行後の最安値を記録した。また、トルコではリラが急落し、一時 初の1ドル=3リラ台を付けた。

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