欧州株:続落、世界景気を懸念-英FTSE100は調整局面入り

20日の欧州株式相場は下落し、指標のストッ クス欧州600指数は2日連続で下げた。世界経済が減速しつつあるとの 懸念が強まったほか、米利上げ開始時期をめぐる不透明感が相場押し下 げ要因となった。

週明けに見られた欧州株の上げは、新興市場株の混乱拡大で長続き しなかった。中国が先週に人民元を切り下げた影響で、カザフスタンは 自国通貨の相場管理を断念。英国株の指標であるFTSE100指数はこ の日、8営業日続落となった。4月に付けた過去最高値からの下落率 が10%に達し、いわゆる調整局面に入った。

クレアインベスト(ジュネーブ)の共同創業者でファンドマネジャ ーのイオンマーク・バラフ氏は、「中国の景気減速と相場下落、原油 安、こうした全ての影響が欧米に波及するとの懸念など、さまざまな要 因が組み合わさって株式を押し下げている」と語った。

ストックス600指数は前日比2.1%安の373.44で取引を終了。中国が 先週に元を実質切り下げて以降の下落率は6.6%に達した。

投資家らが米利上げ開始時期を見極めようとする中で、市場のボラ ティリティも高まっている。前日公表された7月の米連邦公開市場委員 会(FOMC)議事録からは、9月に利上げがあるかの新たなヒントが あまり得られなかった。

この日の西欧市場では、ドイツのDAX指数が5営業日続落し、7 カ月ぶり安値を付けた。輸出銘柄の下げが目立った。

欧州個別銘柄では、風力タービンを手掛けるスペインのガメサと、 デンマークのベスタス・ウィンド・システムズが大幅安となった。両銘 柄の投資判断をクレディ・スイス・グループが引き下げた。

原題:European Stock Selloff Intensifies Amid Global Growth Concern(抜粋)

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