中国国家主席は経済計画で人口を経済成長より重視か-関係者

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中国で人口統計上の時限爆弾が経済発展を脅 かす中で、習近平国家主席は優先順位を人口の伸びに変更することを検 討している。事情に詳しい関係者が明らかにした。

協議は非公開だとして関係者が匿名で語ったところでは、習政権の 経済企画担当者は次期5カ年計画で国内総生産(GDP)より「人口政 策」を重視する姿勢を初めて打ち出すもようだ。こうした姿勢は医療や 年金、社会福祉に関する多くの規則の変更の下地になるほか、出産制限 の緩和につながる可能性があるという。

中国は世界2位の経済大国となったが、昨年は成長が鈍化する中で 労働人口は少なくとも20年ぶりに減少と、日本の1990年代後半の状況に 似てきている。同関係者によると、中国共産党は政策変更の一環とし て、経済成長の数値目標を7%から6.5-7%のレンジに変更し、柔軟 なガイドラインとする可能性がある。

北京大学人口研究所の穆光宗教授は、出産制限を緩和し高齢者の社 会保障を強化するため早急に行動する必要があると指摘。改革は大きく 後れを取っているとし、「出産を制限から促進する方向にできるだけ早 く転換しなければならない。人口政策の抜本的見直しを遂行する必要が ある」と述べた。

原題:Xi Said to Put Population Over Growth in China’s Economic Plan(抜粋)

--取材協力:Xiaoqing Pi.