欧州債:ギリシャ債下落、首相が総選挙提案へ-ドイツ債は上昇

20日の欧州債市場ではギリシャ国債が下落。 チプラス首相が解散総選挙を提案すると、ギリシャ政府当局者が明らか にしたためだ。

正式にまだ発表されていないとして匿名を条件に語った同当局者に よれば、9月20日の選挙実施の意向を示す見通し。反緊縮策を掲げて1 月に就任した同首相は、党分裂の危険を冒して救済策の条件である一連 の経済改革を受け入れた。イタリア国債もこの日、下げた。

キャンター・フィッツジェラルド(ダブリン)の債券ストラテジス ト、オーウェン・カラン氏は「ギリシャに関するニュースに加え、この 日午後の弱いセンチメントで、終盤に売り浴びとなった」と語った。

ロンドン時間午後5時現在、ギリシャ2年債利回りは前日比132ベ ーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の12.79%。同国債(表 面利率3.375%、2017年7月償還)価格は1.845下げ84.965。

10年物国債利回りは21bp上昇し9.56%。同年限のイタリア国債利 回りは2bp上げ1.82%となった。

ラボバンクの欧州金利戦略責任者、リチャード・マクガイア氏(ロ ンドン在勤)は電子メールで配布した顧客向けリポートで、周辺国債の この日の売りは、ギリシャで「選挙活動が始まれば改革が後回しにされ る」との懸念を受ければ「当然だ」と記した。

一方、欧州債の指標とされるドイツ10年債は上昇し、利回りは4b p低下の0.58%。一時は0.57%と、6月2日以来の低水準となった。前 日公表された7月の米連邦公開市場委員会(FOMC)議事録で、利上 げ開始見通しが後退したことが背景にある。

原題:Greek Bonds Fall With Italy’s as Tsipras Said to Plan Elections(抜粋)

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