中国中銀の資金供給、2月以降で最大-元買い介入で金利上昇

中国人民銀行(中央銀行)は今週、公開市場 操作(オペ)を通じて2月以降で最大規模の資金を供給した。人民元相 場を支えるための市場介入で金融システム内の流動性は逼迫(ひっぱ く)している。

ブルームバーグのデータによれば、人民銀は今週、差し引き1500億 元(約2兆9000億円)を供給した。これは春節(旧正月)の連休前以降 で最大。人民銀は20日、7日物リバースレポを1200億元規模で実施。資 金供給量は18日のリバースレポ時と同じだった。一方で今週満期を迎え る分は900億元。

銀行間資金の取引センターNIFCによる加重平均で、翌日物レポ 金利は上海時間午前9時47分(日本時間同10時47分)現在、前日比ほぼ 変わらずの1.78%と、4月24日以来の高水準。

人民銀が元買いに動くことで金融システム内の資金が減少し、追加 の流動性供給がなければ借り入れコストは上昇するリスクがある。

ソシエテ・ジェネラルで日本を除くアジア金利戦略責任者を務める 張淑嫺氏(香港在勤)は「短期金利がじわじわと上がっているのは、恐 らく介入に伴って流動性逼迫が強まった結果だろう。人民銀は為替市場 からの流動性吸収の影響を緩和するためにオペを拡充する必要がある」 と指摘した。

人民銀は19日には中期貸出制度(MLF)を通じて14行に6カ月物 の資金を計1100億元供給している。

原題:PBOC Injects Most Funds Since February as Money Rates Increase(抜粋)

--取材協力:Yuanting Yin、Ling Zeng.

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