個別銘柄:原油関連や鉄鋼下落、ソフバンクやイリソ電工高い

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20日の日本株市場で、株価変動材料のあった 銘柄の終値は以下の通り。

原油関連株:石油資源開発(1662)が前日比5.1%安の3480円、国 際石油開発帝石(1605)が2.9%安の1210円など。19日のニューヨーク 原油先物価格は4.3%安の1バレル=40.80ドルと急反落、2009年3月以 来の安値となった。先週の米原油在庫が予想に反して増加していたこと が統計で明らかになったことが嫌気された。

鉄鋼株:新日鉄住金(5401)が1.8%安の269円、JFEホールディ ングス(5411)が4.2%安の2047円など。トヨタ自動車と鉄鋼大手は15 年上期の鋼板価格を14年度下期から1トン当たり6000円(約6%)引き 下げることで合意した、と20日付の日本経済新聞朝刊が報じた。

ソフトバンクグループ(9984):2.2%高の7642円。ニケシュ・ア ローラ副社長が同社株約600億円分を市場取引で買い付けると発表し た。発表資料によると、同氏は「これからのコミットメントを示すもの として、個人としてもソフトバンクグループの将来性に賭け」、孫正義 社長とともに「ビジョンの方向性を確かなものにするために」決断した という。

トヨタ自動車(7203):2.1%安の7732円。JPモルガン証券は投 資判断を「オーバーウエート」から「中立」へ引き下げた。収益の安定 性は評価するものの、収益性はおおむねピーク水準にあると分析。台数 成長は鈍化する公算が大きいとしている。

日信工業(7230):4%安の1797円。SMBC日興証券では北米で の新車ビジネス失注やアジアの二輪車需要を若干懸念するとし、16年3 月期営業利益予想を195億円から前期比1%増の190億円(会社計画180 億円)へ減額修正した。投資判断は「中立」を継続。

三菱電機(6503):2.3%安の1293.5円。ドイツ証券は16年3月期 営業利益予想を3463億円から3256億円へ下方修正した。重電システム部 門での電力事業の一時的費用のほか、産業メカトロニクス部門の想定を 控えめな水準にしたことなどが要因。目標株価は2050円から1800円へ下 げた。投資判断は「買い」を維持した。

北川精機(6327):13%安の384円。16年6月期営業利益は前期 比18%減の2億2000万円となる見込み。主力の産業機械事業は増益を見 込むものの、建材機械事業の営業損益が赤字に転落することが響く。

日本シイエムケイ(6958):3.1%安の251円。三菱UFJモルガ ン・スタンレー証券は16年3月期営業利益予想を15億円から9億円(前 期比40%増)に減額修正し、会社計画(15億円)からの下振れを想定。 目標株価は330円から270円に引き下げた。投資判断は「中立」を継続。

丸和運輸機関(9090):9.2%高の5480円。9月末の株主を対象と して1株を2株に株式分割することを発表。流動性向上や投資家層の拡 大が期待された。

日東エフシー(4033):150円(19%)高の937円とストップ高。東 京証券取引所と名古屋証券取引所で市場第二部から第一部への指定を承 認されたと発表。流動性向上などが期待された。

イリソ電子工業(6908):12%高の6220円。みずほ証券は19日に開 催された決算説明会で、16年3月期下期以降は再び成長路線へ復帰する 見通しが示されたことは好印象と指摘。同証予想は減額が必要ながら、 中期拡大シナリオは継続できるとして投資判断の「買い」を確認した。

アズビル(6845):4.7%高の3135円。三菱UFJモルガン・スタ ンレー証券は投資判断を「中立」から「オーバーウエート」に引き上げ た。主力のビルディングオートメーション事業の堅調なファンダメンタ ルズ継続と同事業の収益性が今後さらに改善する可能性があるとし、17 年3月期営業利益予想を218億円から220億円に増額。今後の株価が17年 3月期の最高益更新を織り込むと予想した。

ディジタルメディアプロフェッショナル(3652):400円(24%) 高の2040円とストップ高。同社が提案した「次世代画像認識・画像処理 技術プラットフォームの研究開発」テーマが、新エネルギー・産業技術 総合開発機構(NEDO)のグリーンデバイス社会実装推進事業に採択 されたと発表。

アシードホールディングス(9959):6.4%高の1415円。9月末の 株主を対象に1株を2株に株式分割すると発表。流動性向上や投資家層 の拡大が期待された。