運転あきらめます、でも買い物どうしよう-高齢者が難民化

自動車の免許証を返上する高齢者が増えてい る。遠出の手段を失うことで社会的な孤立を深め、買い物難民が増える 懸念がある。

高齢者の購買力に期待する小売業者にとっても頭痛の種。若年層に 比べると、オンラインショッピングになじみの薄い高齢者に、インター ネット利用を呼び掛けるのは難しいからだ。

経済産業省の委託調査によれば、日本には食料品店から500メート ル以上離れ車を持たない買い物弱者が約700万人いると推測されてい る。セブンイレブンを全国に展開しているセブン&アイ・ホールディン グスの広報、逸見弘剛氏によると、特に過疎地では問題が一層深刻化し ているという。

セブンイレブンは遠隔地に住む高齢者に、おにぎりやサンドイッチ などさまざまな商品を移動販売するサービスを行っている。

第一生命経済研究所の熊野英生首席エコノミストは、簡単な解決法 はないと述べた。一つの解決法としては、懐の温かい高齢者に資金を出 してもらい、廃止になりそうなバス路線にテコ入れすることを挙げた。

ともあれ、運転に自信がなくなった高齢ドライバーの免許返上が賢 明な判断であることは疑いない。それは年代別の交通事故のチャートを 見れば一目で分かる。

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