きょうの国内市況(8月19日):株式、債券、為替市場

国内市況の指標はここをクリックしてご覧 下さい。

●株は続落、中国株安・景気を警戒-輸出や素材、インバウンド売り

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

東京株式相場は続落。中国の株安と景気に対する懸念が再燃し、輸 出セクターではファナックや村田製作所、ダイキン工業といった中国関 連株の下げが目立った。化学や非鉄金属など素材株も売られ、オリエン タルランドや良品計画、コーセーといったインバウンド消費銘柄も安 い。

TOPIXの終値は前日比23.74ポイント(1.4%)安の1648.48 と、きょうの安値引け。日経平均株価は331円84銭(1.6%)安の2 万222円63銭と7月13日以来、約1カ月ぶりの安値水準。

東京海上アセットマネジメントの久保健一シニアファンドマネージ ャーは、中国景気について「ボトムアップでも低速感があり、しばらく は懸念として残る。今は金融政策が中心だが、財政政策もセットで行わ れるようになるまでは続く」との見方を示した。

東証1部33業種は保険、空運、化学、食料品、電機、非鉄、小売、 建設、機械など30業種が下落。非鉄は、中国景気に対する懸念で前日の ロンドン金属取引所(LME)の銅、アルミニウム相場が2009年以来の 安値を付けたことも嫌気された。パルプ・紙、電気・ガス、石油・石炭 の3業種は小幅高。

東証1部売買高は20億9975万株、売買代金は2兆4255億円。上昇銘 柄数は169、下落1652。売買代金上位ではファナックや村田製、ダイキ ン工のほか、日本電産、第一生命保険、アルプス電気、TDK、良品計 画、花王、日東電工、コーセー、ドンキホーテホールディングス、いす ゞ自動車が安い。モルガンスタンレーMUFG証券が投資判断を下げた 第一三共も売られた。半面、新経営体制を前日発表した東芝は急伸し、 アコムや東京ガスも堅調。

●長期金利が1週ぶり低水準から上昇、高値警戒感-超長期債にも売り

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

債券市場では長期金利が上昇した。国内株式相場の下落や、日本銀 行がきょう実施した国債買い入れオペの結果を受けていったんは1週間 ぶり低水準まで買われた後、反動の売りが優勢となった。超長期債利回 りは約3カ月ぶり低水準から上昇に転じた。

19日の現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の339回 債利回りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値と横ば いの0.37%で始まり、いったん0.5ベーシスポイント(bp)高い0.375%を 付けた。午後に入ると一時0.365%と12日以来の水準に低下し、その後 は0.375%に上昇している。

20年物の153回債利回りは午後に入ると一時1.5bp低い1.125%と、 新発債としては5月1日以来の低水準を記録。その後は水準を切り上 げ、1.15%に上昇。30年物の47回債利回りも1.5bp低い1.38%と、新発 債として5月1日以来の水準まで下げた後、1.40%を付けている。

SMBC日興証券の竹山聡一金利ストラテジストは、「10年超の日 銀買いオペがきょうも含めて月内3回と集中する一方、前日の20年債入 札を通過して実質的には超長期債の供給に一服感があり、需給面で下支 えされる」と述べた。ただ、「日銀オペの結果は強かったものの、買い 手は日銀だけで実需の買いがなかなか付いて行けない状況。高値警戒感 もある水準で、売りが出たのではないか」と説明した。

長期国債先物市場で、中心限月9月物は前日比2銭安の147円92銭 で開始し、いったん147円87銭まで下落。その後は水準を切り上げ、午 後の取引開始後に一時148円03銭と、日中取引ベースで12日以来の水準 に上昇した。取引終了前に再びマイナス圏となった後、持ち直して結局 は横ばいの147円94銭で引けた。

日銀が実施した長期国債買い入れオペ3本(総額7800億円)の結果 によると、残存期間5年超10年以下、10年超25年以下の応札倍率が前回 から低下した。一方、25年超は上昇した。

●ドル・円は124円前半、中国懸念で上値重い-FOMC議事録注視

(記事全文はこちらをクリックしてご覧下さい)

東京外国為替市場ではドル・円相場が1ドル=124円台前半で上値 の重い展開。中国経済への懸念を背景にリスク回避の動きが強まる中、 円買いがやや優勢となった。

19日午後4時6分現在のドル・円相場は124円28銭前後。一時は124 円22銭まで水準を切り下げる場面が見られた。もっとも、海外時間に米 連邦公開市場委員会(FOMC)議事録と米消費者物価指数(CPI) の発表を控えて、日中の値幅は21銭にとどまった。

外為どっとコム総研の神田卓也取締役調査部長は、中国株安でリス クオフの様相だが、ドル・円に関しては「アジア通貨安はイコールドル 高でもあるし、リスクオフで円買い一辺倒というわけにもいかない」と 解説。「先進国通貨が強くて、新興国通貨が弱いという中で、先進国通 貨間の力関係は微妙なバランスになっている」と語った。

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE