IMF:SDR構成通貨を16年9月まで据え置き-元採用先送り

国際通貨基金(IMF)は現在の特別引き出 し権(SDR)構成通貨を2016年9月末まで据え置くと発表した。中国 人民元のSDR通貨バスケットへの採用が先送りされることになった。

IMFの19日の声明によると、理事会は11日、SDRの現在の構成 を9カ月間延長することを決めた。現行通貨バスケットの有効期限は12 月31日までだった。IMFのスタッフは7月に人民元をSDR構成通貨 に加えた場合の混乱を最小限に抑えるため、既存の通貨バスケットを据 え置くよう勧告していた。現在のSDR構成通貨は米ドル、ユーロ、 円、英ポンドの4通貨。

IMFは19日公表した別の報告書で、「現時点で理事会は15年11月 に調査を完了する予定だが、スタッフは期間限定でSDR構成通貨を据 え置くことに合意する価値があると判断した」と説明した。

スタンダード・チャータード(ニューヨーク)の米州担当経済調査 責任者、マイク・モラン氏はIMFの決定について、「若干の失望を招 いている」としながらも、人民元が準備通貨としてIMFに認められる のは時間の問題にすぎないと指摘。

INGグループの為替ストラテジスト、ビラジ・パテル氏(ロンド ン在勤)は「人民元が年末までに『自由に使用可能』というハードルを 乗り越え、SDR通貨バスケットに組み入れられるというのが、依然と して当社の基本的なシナリオだ」と述べた。

原題:IMF Board Sets September 2016 as Earliest Yuan Can Join SDR (1)(抜粋)

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