モイニハン氏にもストレステスト、BOA株主の忍耐問う9月

米銀バンク・オブ・アメリカ(BOA)の株 主はブライアン・モイニハン氏が会長職にとどまれるか否かについて9 月に投票を行うが、同氏の今後の進路を決めようとするのは株主だけで はない。

株主投票が実施されるのは9月22日。その1週間後を期限にBOA は資本計画を米連邦準備制度理事会(FRB)に再提出し、リスクを確 実に管理できることを証明する必要がある。3月に示された不備な点が 改善されていないとFRBが判断した場合、配当や自社株買いが実施で きなくなる可能性があり、そうなればモイニハン氏の最高経営責任者 (CEO)在職中で3回目の手落ちとなる。BOAの配当水準は米銀の 中でも極めて低く、既に株主にとっては不満の種となっている。

ヘッジファンドのクーガー・トレーディングを経営するE.E.ゲ ドゥルド氏は、「もし今回駄目だったら、モイニハン氏の首を要求す る」とし、「最低でもCEO職と会長職の兼務を解くべきだ。十分に賢 明で力のある人材を外部から起用し、モイニハン氏の上に置く必要があ る」と述べた。

事情に詳しい関係者2人によれば、モイニハン氏は資本計画の再提 出に深く関わっており、毎週行われる会議を率いている。同行は現在、 数億ドルを費やし、情報源の明確化や管理向上に向けたデータシステム の全面的な見直しやデータベースの再構築に取り組んでいるという。

BOAの広報担当ラリー・ディリタ氏はコメントを控えた。またモ イニハン氏がこの記事に関して取材に応じることはないと述べた。

BOAがFRBに資本計画を再提出する期限は9月30日。

原題:Moynihan Faces Own Stress Test as BofA Investors Lose Patience(抜粋)