アジア・太平洋株式サマリー:中国、印株が上昇-台湾は下げる

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下 の通り。

【中国・香港株式市況】

19日の中国株式市場で、上海総合指数が反発した。政府が相場支援 に動く株価水準を見極めようとする動きが広がった。

上海総合指数は前日比1.2%高の3794.11で引けた。取引時間中には 一時5.1%下落した。CSI300指数は前日比1.6%高。

岡三証券グループの忍足真理ストラテジスト(香港在勤)は、上海 総合指数が3500に向かって下げれば、政府介入があると市場は予想する が、強気相場は終了したと考える本土投資家が増えていると分析。市場 心理は低迷しており、不安定な相場動向を引き続き見込んでいると述べ た。

恒生電子(600570 CH)と東旭光電科技(200413 CH)がいずれ も10%上昇。政府の支援基金から買いが入ったと公表した企業の中でも 上げが目立った。

香港市場では中国本土株で構成されるハンセン中国企業株(H株) 指数が前日比1.2%安で終了し、9カ月ぶりの安値。ハンセン指数は 同1.3%安で引けた。

【インド株式市況】

19日のインド株式相場は反発。指標のS&P・BSEセンセックス は前日まで2日連続で下げていた。海外から還流される利益がルピー安 で膨らむとの楽観から、製薬株やソフトウエア輸出銘柄が買われた。

製薬株ではサン・ファーマシューティカル・インダストリーズとシ プラ、ルピンが大幅高となった。インフォシスが最高値を付けたほか、 ウィプロが約1カ月ぶりの高値に達するなど、ソフトウエア輸出銘柄も 高い。リライアンス・インダストリーズは1.1%上昇。同社は売上高の うち65%を国外での燃料販売から得ている。

センセックスは前日比0.4%高の27931.64で取引を終了。ルピーは 今月に入ってから18%下落。インドの貿易赤字が拡大したほか、中国の 人民元切り下げに伴いアジア通貨が売りを浴びたことが背景にある。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比1.5%高の5380.19。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比0.9%安の1939.38。

【台湾株式市況】

19日の台湾株式相場は大幅下落、加権指数が2013年8月以来の安値 となった。台湾の景気減速や中国人民元の実質切り下げが企業利益を損 ねるとの懸念が広がった。

加権指数は前日比1.9%安の8021.84で終了。同指数は一時、今年4 月27日に付けた15年ぶりの高値から20%下げて弱気相場入りしたが、そ の後下げ幅を縮小した。

台湾積体電路製造(TSMC)が安い。6営業日で5回目の下げと なった。スマートフォン用カメラレンズメーカーの大立光電は4%下 落。台湾当局は先週、2015年の経済成長率見通しをそれまでの3.28%か ら1.56%に引き下げた。

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