トルコ・イスタンブールの観光名所で銃撃戦、2人拘束

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トルコ最大都市イスタンブールの中心部にあ るドルマバフチェ宮殿の守衛所に武装グループが手投げ弾を投げ込んだ 後に発砲し、当局との銃撃戦になった。死亡者はおらず、極左組織の2 人が拘束された。

容疑者2人は、1970年代からトルコ国内で反政府・反米を掲げ多く の襲撃事件を起こしている「革命的人民解放党・戦線(DHKP・ C)」のメンバーだとアナトリア通信が伝えた。

トルコではこの2カ月間でクルド人勢力やイスラム系組織、左翼系 組織と国軍との戦闘が激化していたが、イスタンブールの主要な観光名 所への襲撃は初めて。6月の総選挙後、トルコ軍は反政府組織に対する 多面的な攻撃を展開し、3年間におよぶクルド人武装グループとの停戦 は崩壊した。連立政権樹立に向けて行われていた協議は不調に終わり、 年内に再び総選挙が行われる見通しとなっている。

右派の民族主義者行動党(MHP)のバフチェリ党首は19日、戦闘 地域での戒厳令の発令を求めたとアナトリア通信が報じた。同氏は現在 の状況下で新たな総選挙を実施すれば内戦につながりかねないと警告 し、秩序が回復するまで選挙を延期するよう呼び掛けた。

19日の取引でトルコ・リラは一時1.7%安の1ドル=2.9435リラま で下げ、5日連続で最安値を更新した。今年に入ってから20%値下がり している。

19日には南東部シールト県で反政府武装組織クルド労働者党 (PKK)が軍用車両を狙って仕掛けた爆弾が爆発し、兵士8人が死亡 した。国営のトルコ・ラジオ・テレビ放送(TRT)が伝えた。

原題:Dolmabahce Palace in Istanbul Attacked With Grenade, Guns (3)(抜粋)

--取材協力:Onur Ant.