ギリシャ、第3次救済に大きく前進-ドイツ議会が大差で承認

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ドイツ連邦議会(下院)は19日の採決で、第 3次ギリシャ救済を承認した。これで860億ユーロ(約11兆8000億円) 規模の救済実施を阻むハードルが一つ取り除かれた。

メルケル首相の与党会派、キリスト教民主同盟(CDU)・キリス ト教社会同盟(CSU)からの反対は63票と、ギリシャに関する7月の 採決の際から3票増えたが、救済案は大差で可決された。下院での内訳 は賛成が453票、反対が113票。棄権は18人だった。

救済基金である欧州安定化メカニズム(ESM)が救済プログラム を始動させるためには独議会の承認が必要だった。ギリシャは20日に欧 州中央銀行(ECB)への32億ユーロ(4400億円)の返済を控えてお り、第3次救済の初回資金260億ユーロをその前に受け取る必要があ る。ユーロ圏諸国の政府の代表で構成されるESM理事会が19日中に電 話会議を行い最終承認する。

ショイブレ独財務相は採決前の演説で、ギリシャ議会が既に改革措 置を承認したことを指摘し「ギリシャが出直すこの機会を捉えないこと は無責任になろう」と論じた。同時に「全てがうまく行くという保証は なく、疑いを持つことは常に許される」とも述べた。

原題:Greek Bailout Moves Ahead as German Parliament Backs Program (3)(抜粋)

--取材協力:Arne Delfs.