FOMC議事録注目点:9月利上げへの言及や文言追加の説明

ワシントン時間19日午後2時(日本時間20日 午前3時)に公表される連邦公開市場委員会(FOMC)議事録の注目 点は以下の通り。同FOMCは7月28、29両日に開催された。

◎9月の利上げが適切とのコンセンサスが政策当局者の間に存在したか どうかを知るヒントになる表現があるか。

連邦準備制度理事会(FRB)の元シニアエコノミストで、現在は コーナーストーン・マクロのパートナーであるロベルト・ペルリ氏は 「利上げを見込む立場に近づくのは何人かを知る手掛かりを得たいと思 う」と発言。「『多くのFOMCメンバーが利上げ時期は近いと考え た』というような言及があれば、非常に良いヒントになる」と説明し た。

今月7-12日にブルームバーグが実施したエコノミスト調査では9 月16、17両日に開かれる次回FOMCで利上げが実施されると77%が回 答。しかし金利先物データが示す9月利上げの確率は46%にとどまり、 投資家はエコノミストほど強い確信を持っていないことが示された。

◎FOMC声明で、利上げが正当化される条件に「幾分か」という1語 を追加した理由を説明している箇所。

前回のFOMC声明では利上げが正当化される条件として、「労働 市場がさらに幾分か改善する」と確信した場合とし、「幾分か」という 1語を追加。インフレ率については中期的に2%の目標に戻っていくと 「合理的に確信」できなければならないと表明した。

ジェフリーズのチーフ金融エコノミスト、ウォード・マッカーシー 氏は「私が最初に見るのはガイダンスに『幾分か』という文言を挿入し た理由に関する議論の箇所だ」と述べ、「これは完全雇用に一段と接近 しているというメッセージを伝えたいと当局者が考えていることを示 す。しかし完全雇用にどのくらいまで近づいたのかという次の質問が提 起される」と指摘した。

◎商品相場下落とそれがインフレにどのような影響を及ぼすかに関する 議論の箇所。

前回のFOMC声明ではエネルギー価格が安定化したようだとの文 言が削除された。一部のエコノミストはこの削除について、原油安の中 で低下傾向にあるインフレ率への懸念の強まりを示唆すると指摘した。

原題:FOMC Minutes Guide: From China to September Rate-Liftoff Outlook(抜粋)