中国の人民元切り下げで加速した金購入、中国国内は例外

中国が先週、突然人民元切り下げを実施した ことを受け、世界各地の投資家らは安全資産として金の購入に動いた。 ただ、中国国内は例外だった。

過去1カ月間の取引高で中国最大の金連動型上場取引型金融商品 (ETP)、「華安易富黄金ETF(上場投資信託)」は今月14日時点 で週間ベースで3週連続の資金流出となった。一方、世界の金ETPの 資産は6月後半以来の増加となった。華安易富黄金ETFは、月間ベー スで4月以来の資金流出となる可能性が高まっている。

中国が経済成長推進に向け1994年以降で最大の人民元切り下げを実 施する前日の10日以降、ニューヨーク市場の金相場は約1%上昇。人民 元切り下げにより一部の投資家は株式と商品市場全般の変動を回避しよ うとしたが、中国の買い手の間では信頼感が高まり、同国内では安全資 産としての貴金属の魅力が低下した。

シンガポールのオーバーシー・チャイニーズ銀行(OCBC)のエ コノミスト、バーナバス・ガン氏は電子メールで、「成長維持への期待 とプラスの市場心理を背景に、安全資産として金を購入する必要性は徐 々に低下するはずだ」と指摘した。ブルームバーグが集計した4-6月 (第2四半期)のランキングで同氏は貴金属相場について最も的確な見 通しを示した。

原題:China Devaluation Sparks Gold Buying Everywhere But China (抜粋)

--取材協力:Jasmine Ng.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE