債券トレーダー、米経済の明るい材料への反応鈍る-成長悲観か

米経済の明るいニュースはもはやさほど米国 債相場に響かなくなっている。

ゴールドマン・サックス・グループの18日のリポートによると、予 想に反する堅調なデータへの米国債市場の反応がここ数カ月、一段と鈍 ってきた。一方、予想外の弱いデータに対する反応は、長めの米国債で 大きくなってきたが、他の米国債は変わっていない。

これは米金融当局が約10年ぶりの利上げに備えているにもかかわら ず、投資家が米経済に厳しい見方を示している表れだ。ゴールドマン・ サックスのシルビア・アルダーニャ氏(ロンドン在勤)は「成長に関す る投資家の悲観論が米金利低下や低金利の要因かもしれない」と指摘し た。

ここ数週間の経済統計への反応はゴールドマンの見解を裏付けてい る。18日発表の米住宅着工件数は約8年ぶり高水準に達したが、先月発 表された統計で米賃金・給与の伸びが過去最低にとどまったことが示さ れた時よりも米国債の反応は小さかった。

ただ、予想以上に堅調な統計が続いた場合には米国債利回りを押し 上げる可能性があるとゴールドマンはみている。アルダーニャ氏は「投 資家が成長見通しに一段と悲観的になる状況にあって、予想外の明るい 材料への反応の壁は下がり得る」とリポートで指摘した。

原題:Bond Traders Aren’t Buying Into Good News on U.S. Economy (1)(抜粋)