米国債:小反落、住宅着工件数増で年内の利上げ観測強まる

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18日の米国債相場は小反落。7月の米住宅着 工件数がほぼ8年ぶりの水準に増加したことが明らかになり、長期債を 中心に売りが優勢になった。

景気の強まりを示す指標を受けて年内の利上げ観測が強まり、利回 りは上昇した。金利先物市場の動向が示す9月の利上げ確率は50%未満 となっている。

FTNファイナンシャルの金利ストラテジスト、ジム・ボーゲル氏 は「米金融当局が考慮する要因の一つであることは確かだ。家計の信頼 感に一定の広がりがあることを示しているため当局にとっては重要だ」 と指摘した。

ブルームバーグ・ボンド・トレーダーによれば、ニューヨーク時間 午後5時現在、10年債利回りは約2ベーシスポイント(bp、1bp =0.01%)上昇の2.19%。同年債(表面利率2%、償還2025年8月)は 前日比約1/4下げて98 9/32。

30年債利回りは約4bp上昇の2.86%。4月以降の最小近くだった 2年債への上乗せ利回りは拡大し、2.1ポイント前後なった。過去1カ 月はインフレ期待の弱まりから長期債の需要が弱り、縮小傾向にある。

利上げ確率

利上げ開始後の実効フェデラルファンド(FF)金利が平均 で0.375%と仮定すると、9月16-17日の米連邦公開市場委員会 (FOMC)で利上げが決定される確率は48%として金利先物市場に反 映されている。FF金利誘導目標は2008年12月以来、0-0.25%のレン ジで維持されている。

商務省が発表した7月の住宅着工件数(季節調整済み、年率換算、 以下同じ)は、前月比0.2%増の121万戸。これは景気後退入り2カ月前 の2007年10月以来の高水準。ブルームバーグがまとめたエコノミスト予 想の中央値は118万戸だった。

原題:Treasuries Fall as Housing Data Add to Signs of Economic Gains(抜粋)

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