欧州債:総じて下落、米英の経済指標で-安全求める動き後退

18日の欧州債市場ではユーロ参加国の国債が 総じて下げ、ドイツのほか、イタリアやスペインの国債も売られた。英 国と米国の指標がいずれも景気上向きの兆候を示し、債券需要を抑え た。

欧州債の指標とされるドイツ国債利回りは上昇。英国で7月のコア インフレ率が5カ月ぶり高水準に達し、インフレ率が予想に反して上昇 したことが影響した。7月の米住宅着工件数が約8年ぶり高水準に増加 したとの発表も、国債相場へのさらなる重しとなった。これでユーロ圏 の国債は、中国株安を手掛かりにした一時の上げを消した。

ソシエテ・ジェネラルのグローバル金利・外為戦略責任者、バンサ ン・シェニョー氏は、欧州債相場の押し下げに「予想を上回る英インフ レ率が大きな役割を果した」と発言。「中国株への圧力が再び高まった ことで欧州債は寄り付きは強気だったが、英インフレ統計でムードが一 転した」と続け、米住宅指標も利回り押し上げ要因だったと付け加え た。

ロンドン時間午後5時現在、ドイツ10年債利回りは前日比2ベーシ スポイント(bp、1bp=0.01%)上昇の0.64%。同国債(表面利率 1%、2025年8月償還)価格は0.15下げ103.45。

同年限のスペイン国債利回りは6bp上昇し2%、イタリア国債利 回りは5bp上げ1.81%となった。

原題:European Bonds Decline After Global Economic Data Beat Forecasts(抜粋)