アジア・太平洋株式サマリー:上海総合が大幅安-印、タイも下落

アジア・オセアニア各株式市場の動きは以下 の通り。

【中国・香港株式市況】

18日の中国株式相場は下落。上海総合指数が3週間ぶりの大幅安と なった。追加の景気刺激策期待が薄れ、政府の株価対策は後退するとの 観測が広がった。

上海総合指数は前日比6.2%安の3748.16で終了。下落率が8.5%に 達した先月27日以来の大幅な下げとなった。

この日発表された7月の新築住宅価格は住宅市場の回復を示唆。中 国人民銀行(中央銀行)は金融システムへの資金供給規模を増やしたた め預金準備率が直ちに引き下げられる可能性が低くなり、投資家の間で 追加の景気刺激策期待が後退しつつある。

証券監督当局は14日、株価下支えを担当する中国証券金融がボラテ ィリティ(変動性)が低下すれば株式の購入を減らすだろうと述べてい た。

瑞東金融市場の中国担当チーフエコノミスト、王致翔(スティー ブ・ワン)氏(香港在勤)は「政府が株式市場を支える介入をせず、投 資家は出口に殺到した」と指摘。「中国証券金融は株式市場の主要なプ レーヤーとなっており、皆がその動向に注目している。中国証券金融が 買い入れをやめれば、人々はパニックに陥る」とコメントした。

香港市場では中国本土株で構成されるハンセン中国企業株(H株) 指数が前日比1.8%安、ハンセン指数は同1.4%安で引けた。

【インド株式市況】

18日のインド株式相場は下落。テクノロジー銘柄などが買われたも のの、資源銘柄が大きく下げた。

石炭生産で世界最大手のコール・インディアは3カ月ぶり安値。 銅・アルミ生産を手掛けるヒンダルコ・インダストリーズは2年ぶり安 値まで売り込まれた。一方、ソフトウエア輸出のタタ・コンサルタンシ ー・サービシズ(TCS)とインフォシスはともに約2%値上りした。

指標のS&P・BSEセンセックスは前日比0.2%安の27831.54で 取引を終了。この日は方向感のない展開だった。

格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは18日、イン ドでモンスーン期の降雨量が平年を下回っていることを理由に、今年の 経済成長率見通しを約7%に引き下げた。従来予想は最大7.5%だっ た。

【オーストラリア株式市況】

S&P/ASX200指数は前日比1.2%安の5303.15。

【韓国株式市況】

韓国総合株価指数は前日比0.6%安の1956.26。

【台湾株式市況】

加権指数は前日比0.4%安の8177.22。

【タイ株式市況】

18日のタイ株式市場では指標のSET指数が1年7カ月ぶりの大幅 安となった。通貨も値下がり。首都バンコクで発生した爆弾事件を受 け、同国の観光産業に対する懸念が強まっている。

SET指数は前日比2.6%安の1372.61で取引を終了。観光関連株の 業種別指数が過去最大の値下がりを演じたほか、輸送関連銘柄は4.9% 下げた。タイ・バーツは0.5%安の1ドル=35.556バーツと、2009年4 月以来の安値に接近した。

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