タカタ製エアバッグ、VWとテスラはリコール免れる

世界の自動車業界を揺るがしているタカタ製 エアバッグをめぐる搭載車の大規模リコール問題で、同社製品を使用し てきたにもかかわらずリコールを実施していない自動車メーカーが2社 ある。独フォルクスワーゲン(VW)と米テスラ・モーターズだ。

タカタは7月に米運輸当局へ回答した文書で、VW向けに2011年1 月以来88万7055個を、テスラ向けには12年1月以降で18万4926個を製造 したことを明らかにしている。不具合との関連が指摘されている火薬成 分の硝酸アンモニウムを用いたインフレータ(膨張装置)を使ったエア バッグを納入した会社名について、当局の質問に答えたものだ。

エアバッグ問題の根本原因をめぐっては現在、タカタや自動車メー カー、外部の研究機関などが究明作業を進めているが、調査の結果、硝 酸アンモニウムそのものの安全性が否定されることになれば、この2社 もリコールを迫られる可能性が出てくる。

タカタ広報担当のジャレド・レヴィ氏(米国駐在)は、VWとテス ラに納入されたエアバッグのインフレータがリコールを実施した他社の ものと違うのかという点についてコメントを控えた。

テスラは17日、取材に対して同社分に関してはリコール範囲の影響 を受けないと連絡を受けたことを明らかにした。VW広報担当のマイケ ル・フランケ氏は、自社の車に搭載されたタカタ製のサイドエアバッグ に関して調査を進めているところだと述べた。

原題:Tesla, VW Stand Out as Takata Air Bag Users Without U.S. Recalls(抜粋)

--取材協力:Dana Hull、Naomi Kresge、堀江政嗣.