豪中銀:通貨安が鉱業主導型経済からのシフトを支援-議事録

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オーストラリア準備銀行(中央銀行)は18 日、今月4日に開いた政策決定会合の議事録を公表した。議事録では経 済成長を支援するため緩和策が依然として適切だと指摘され、通貨下落 が鉱業への投資主導型経済からのシフトを後押ししているとの認識が示 された。

議事録は「ここ数カ月にわたり経済活動は全般に一層ポジティブと なっている」と指摘。「豪ドルがさらに下落すれば、純輸出改善を通じ て経済に刺激を与える」との見通しを示した。4日の会合で政策金利は 過去最低の2%に据え置かれた。

雇用を含む最近の経済指標が力強さを増していることから、政策担 当者は鉱業ブーム終了後の成長に弾みが付いてきているとの自信を深め つつある。豪中銀は、年内実施が予想される米金融当局の利上げにも期 待している。実現すれば、ここ3カ月で既に8%下げている豪ドルがさ らに下落する可能性がある。

豪中銀は米金融当局の動きについて、「政策変更がどれだけうまく 伝えられたとしても、市場にかなりの影響を与える公算が大きい」と予 想。「金融市場のボラティリティ(変動性)が高まり、米ドルは豪ドル などに対してさらに上昇する可能性がある」と説明した。

ドイツ銀行の豪州在勤チーフエコノミスト、アダム・ボイトン氏は 「今年の早い段階よりも論調は楽天的になっているようだ」と分析。政 策金利は「当面」、2%にとどまる公算が大きいとの見通しを示した。

原題:RBA Says Weaker Currency Is Assisting Transition From Mining (1)(抜粋)