米ゴールドマンが元相場予想を下方修正、景気減速がリスク

米ゴールドマン・サックス・グループは中国 の一層の景気減速を背景に人民元が下落して変動性が高まるとして、元 相場見通しを下方修正した。

ロンドン在勤ストラテジストのカマクシャ・トリベディ氏は17日付 リポートで、元が向こう1年で1ドル=6.60元に下落し、2016年末まで に6.70元を付けると予想した。ゴールドマンの従来予想は向こう1年 が6.15元、16年末が6.20元だった。17日の元相場はほぼ変わらず の6.3947元。

トリベディ氏は「長期的には一段の元安方向にリスクが傾いてい る」と述べ、「中国の経済成長の下振れが続いてマクロ経済や市場の変 動性が今後高まる公算が大きい」と指摘した。

同氏はさらに、元安が他の新興国通貨への下押し圧力を強めると予 想。中国と輸出で競争する新興国に痛手となるだけでなく、新興国で生 産された製品に対する中国自体の需要も損なうと分析した。

ゴールドマンは元安の影響を最も受けやすい通貨として、タイ・バ ーツと台湾ドル、韓国ウォン、マレーシア・リンギット、チリ・ペソ、 南アフリカ共和国のランドを挙げた。

原題:Goldman Sachs Cuts Yuan Forecast on Risks From Economic Slowdown(抜粋)

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