米国株:上昇、指標受け住宅建設銘柄が高い-商いは低調

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17日の米株式相場は上昇。19日の米連邦公開 市場委員会(FOMC)議事録公表を控えて薄商いとなる中、住宅建設 銘柄を中心に買い進まれた。

S&P500種株価指数は前週末比0.5%高の2102.44。ダウ工業株30 種平均は0.4%上げて17545.18ドル。米証券取引所全体の出来高は約55 億株と、3カ月平均を15%下回った。

コニファー・セキュリティーズ(ニューヨーク)の株式取引ディレ クター、リック・フィア氏は「先週は12日にポジションをショートから ロングに変える動きが広がり、流れが反転しつつあると感じた」とし、 「市場では上昇を見込んだポジションが組まれている」と続けた。

S&P500種は先週0.7%上昇し、取引レンジは引き続き過去90年間 で最小となっている。中国による人民元切り下げを受けて同指数は12 日、一時年初来の上げを消す場面があった。

人民元切り下げの動きは新興国通貨に打撃を与え、原油・銅など商 品相場も押し下げたが、そうした中でも米国株は6年半に及ぶ強気相場 の底堅さを示した。

米経済指標

中国をめぐる懸念が和らぐにつれ、市場では再び米経済の力強さや 米金融政策に注目が集まりつつある。

米株式相場は朝方は下落した。ニューヨーク連銀地区の8月の製造 業景況指数がリセッション(景気後退)以来の深い落ち込みとなったこ とが嫌気された。ただその後発表された8月の米住宅市場指数がほぼ10 年ぶりの高水準に上昇したことで、相場は上げに転じた。

ロバート・W・ベアードの機関投資家担当株式セールス・トレーダ ー兼マネジングディレクター、マイケル・アントネッリ氏は「きょうは 静かな日だ」とした上で、「相場は行き詰まり状態にある。金融当局か ら何らかの手掛かりが得られるまでこの水準を突破することはないだろ う」と述べた。

米連邦準備制度理事会(FRB)は19日にFOMC会合(7月28 -29日開催)の議事録を公表する。ブルームバーグがまとめた先物取引 のデータによれば、9月会合での利上げ確率は46%と、11日の40%から 上昇している。

シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティリティ指数 ( VIX)は1.5%上昇し13.02。

住宅建設株が上昇

S&P500種の業種別10指数では9指数が上昇。ヘルスケアや一般 消費財関連銘柄の指数が特に大きく上げた。唯一下げたのはエネルギー 株の指数だった。原油相場の値下がりが手掛かり。

S&P500種の住宅建設株指数は2.1%高。トップビルドやKBホー ムが高い。

全米ホームビルダー協会(NAHB)とウェルズ・ファーゴが発表 した8月の米住宅市場指数は61と、前月の60から上昇し、2005年11月以 来の高い水準となった。同指数で50を上回ると住宅建設業者の多くが現 況を「良い」とみていることを示す。

原題:U.S. Stocks Advance as Homebuilders Rally Amid Economic Reports(抜粋)

--取材協力:Roxana Zega.

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