ギリシャの銀行救済、債券保有者がベイルインか-優先債が急落

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ギリシャの銀行の優先債が17日に急落。ユー ロ圏の財務相らが同国の銀行救済に際して預金者を保護することで合意 したことを受け、債券保有者によるベイルインのリスクが意識された。

ユーロ圏財務相会合(ユーログループ)のデイセルブルム議長は14 日、ギリシャの第3次救済の一環としての金融システム再編で預金者が 損失負担を強いられることはないが、優先債保有者にはそれがあり得る と述べた。ギリシャの銀行が860億ユーロ(約11兆9000億円)の救済プ ログラムから資金を受け取った場合、債券保有者も負担を分担する仕組 みになっている。

ECMアセット・マネジメントのシニアアナリスト、ロバート・モ ンターグ氏は「優先債保有者によるベイルインが明示的に言及されてい なかったので保有者は過度に楽観していたが、これで現実に引き戻され た」と指摘した。

救済に関する合意によれば、銀行への資本注入のための資金は最 大250億ユーロ。これには初回支給額の100億ユーロが含まれる。14日の 合意を好感して17日のギリシャ株と国債は上昇したが、銀行の無担保優 先債は下落した。

ブルームバーグのデータによれば、ロンドン時間午後1時35分現 在、ユーロバンク・エルガシアスの無担保優先債(表面利 率4.25%、2018年6月償還)価格は額面1ユーロにつき0.19ユーロ下 げ0.35ユーロ。ピレウス銀行の無担保優先債(表面利率5%、17年3月 償還)は同0.15ユーロ安の0.37ユーロ。

デイセルブルム議長は14日ブリュッセルで「ベイルインの措置は優 先債保有者に適用されるが、預金者は明確に除外される」と語った。

ユーロ圏諸国は欧州連合(EU)の銀行再建・破綻処理指令( BRRD)採用をギリシャ救済の条件とした。BRRDは優先債保有者 に損失分担を求めることを容易にする。

原題:Greek Senior Bank Bonds Fall on Dijsselbloem Bail-In Comment (2)(抜粋)

--取材協力:Rebecca Christie.

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