香港H株:下落、8カ月ぶり安値-人民元の先安観で資金流出

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香港に上場している中国株の指標、ハンセン 中国企業株(H株)指数は17日、約8カ月ぶりの安値を付けた。人民元 の先安観と景気の先行き懸念が広がり、外国人投資家が資金を引き揚げ た。

H株指数は前週末比0.9%安の10962.24で終了。中国政府が天津港 での爆発による影響を食い止めようとする中、保険株が売られた。保険 2位の中国平安保険(集団、2318 HK)が1%安と3月13日以来の安 値。中国人寿保険(2628 HK)は1.6%安、中国太平洋保険集団(2601 HK)が1.4%下落。ハンセン指数は0.7%安で引けた。

天津港発展(3382 HK)は13%安。2009年3月以来の大幅な下げと なった。

中国本土株の指標、上海総合指数は前週末比0.7%高で引けた。航 空株主導で終盤に持ち直した。CSI300指数は0.1%高。

デルタ・アジア・セキュリティーズのストラテジスト、岑智勇氏 (香港在勤)は、「投資家は人民元の下落が今後も続くと見込んでい る」と分析。元安が続けば、外国人にとって中国資産の魅力が落ちる一 方、政府が株式市場から手を引けば、投資家がさらに中国株を敬遠する ことになるだろうと指摘した。

原題:Chinese Stocks Fall in Hong Kong as Yuan Outlook Spurs Outflows(抜粋)