ユーロ圏のエコノミスト景況感悪化-量的緩和の効果は力不足か

欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が講じ ている約1兆ユーロ(約140兆円)の量的緩和プログラムが、エコノミ ストの景況感を押し上げるには力不足であることが明らかになりつつあ る。

ブルームバーグ調査でユーロ圏の見通しが短期的に改善しつつある との回答は4分の1にとどまった。この割合はECBが来年9月にかけ て月間600億ユーロの資産を購入する措置を開始して以降で最も低い。

ECBの政策によって借り入れコストは過去最低水準にあるほか、 資金量は潤沢で、輸出拡大につながるユーロ安も実現しているが、4- 6月(第2四半期)の経済成長は予想に反して減速した。ECB当局者 は景気回復のペースにすでに失望感を示し、必要に応じて一段の措置を 講じると表明、一部のエコノミストはECBが行動するかどうか議論し ている。

ラボバンクのシニア市場エコノミスト、エルウィン・デフロート氏 は「ECBは口先介入を強化せざるを得ないかもしれない。それで不十 分であれば必要に応じて資金を提供するだろう」とした上で、「まだそ の段階に達していないことは強調したい」と説明した。

ユーロ圏GDP統計などが14日発表される前の調査で、ユーロ圏の 見通しが短期的に改善するとした回答者の割合は28%だった。7月 は50%、量的緩和が開始した3月は83%に達していた。

原題:Euro-Area Outlook Dims for Economists as QE Impact Falls Short(抜粋)

--取材協力:Carolynn Look.