中国GDPは統計より低い公算、刺激策強化の理由か-BN調査

中国の経済成長率は公式統計が示唆するペー スよりも緩慢で、潜在成長率を下回っていることがブルームバーグのエ コノミスト調査で示された。同国が刺激策を強化し、人民元安で輸出を 促進する動きに出た理由の説明になりそうだ。

1-6月(上期)の経済成長率は公式統計が7%だったのに対し、 エコノミスト11人を対象に先週集計した予想中央値は6.3%。2015年通 期成長率の予想中央値は6.6%。回答者には公式統計として発表される 数値ではなく、実際の成長率の予想を尋ねた。エコノミストは今年の潜 在成長率を7%と予想した。

潜在成長率と実際の成長率予想のギャップは循環的減速を鮮明にす るもので、中国はこれを金融緩和策や財政支援の強化、通貨安で食い止 めようとしている。ブルームバーグが算出する月次の国内総生産 (GDP)を追跡する指数は今年に入って7%を下回る伸びにとどまっ ており、7月は6.6%だった。

ドイツのヘッセン・テューリンゲン州立銀行(ヘラバ)のパトリッ ク・フランケ氏は「政府や中央銀行の今年初め以降これまでの行動は、 経済成長へのある程度の懸念を示している」と述べ、「潜在成長率や実 際の成長率が7%の目標に合致せず、現実に下回っていると当局者が認 識しているなら、こうした行動はより理解しやすい」と指摘した。

同氏はさらに、成長てこ入れのために最近相次いで打ち出した措置 に「需要の伸びの望ましくない下振れに対する追加の保険」という側面 があると分析。成長率が公式統計を下回っている兆候として発電量や輸 入品への需要不振を挙げた。

調査は回答者の予測を匿名とする条件で、8月10-13日に実施し た。

原題:China GDP Slower Than Official Data Helps Explain Stimulus Moves(抜粋)

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