米国株:上昇、景気の強さに焦点-S&P500種は週間で高い

更新日時

14日の米国株式相場は上昇。利上げ時期を見 極めようと経済指標が注目された。S&P500種株価指数は週間ベース で上げた。

S&P500種株価指数は前日比0.4%高の2091.54で終了。週間で は0.7%上昇。ダウ工業株30種平均は前日比69.15ドル(0.4%)上げ て17477.40ドルで終えた。ナスダック総合指数は0.3%高。

ボヤ・インベストメント・マネジメントのマルチ資産戦略部門責任 者、ポール・ゼムスキー氏(ニューヨーク在勤)は「経済指標は予想よ りもやや良好で、中国についてもこれまでほど心配はされていない」と 指摘。「人民元が安定し、値崩れしていないという事実も買いを促して いる」と述べた。

7月の米鉱工業生産は75%を占める製造業生産がエコノミストの予 想以上に拡大した。

米生産者物価指数は7月に伸びが鈍化した。8月の米消費者マイン ド指数は2カ月連続で前月から低下した。

利上げ時期見通し

中国人民元切り下げの影響に関する懸念が和らいだことや経済指標 を背景に、市場では9月に利上げが実施されるとの見方が強まってい る。ブルームバーグがまとめた金利先物取引のデータでは、9月の利上 げの確率は48%と、11日時点の40%から上昇した。

来月の利上げが予想されているにもかかわらず、米株式市場には落 ち着きが広がった。シカゴ・オプション取引所(CBOE)のボラティ リティ指数(VIX)は4.9%低下し12.83。これは過去12カ月の平均値 を下回る水準。

決算シーズンが終わりに近づく中、これまでに決算を発表したS& P500種構成銘柄のうち、約4分の3の企業の利益が市場予想を上回っ た。売上高が予想を上回ったのは半数未満にとどまった。

この日はS&P500種の業種別指数中、9指数が上昇。金融や工業 株、公益株がけん引した。一方、エネルギー株は下落。

アプライド・マテリアルズは安い

個別銘柄では百貨店のノードストロムが4.3%高。通期の利益見通 しがアナリスト予想を上回った。同業のJCペニーは5.6%高。5-7 月(第2四半期)の損失はアナリスト予想よりも小幅だったほか、新学 期商戦は「好スタート」を切ったと明らかにした。

食品流通のシスコ・コーポレーションは7.4%高。物言う投資家と されるネルソン・ペルツ氏が同社株7.1%の保有を開示し、取締役会入 りを目指す可能性があると述べた。

アプライド・マテリアルズは2.4%安。8-10月(第4四半期)の 売上高見通しはアナリスト予想を下回った。

原題:U.S. Stocks Rise as Investors Turn Focus to Economic Strength(抜粋)