ブラジル株:ボベスパ指数が4日続落-弱気相場に近づく

14日のブラジル株式市場では、指標のボベス パ指数が4日続落し、弱気相場に近づいた。週間ベースでは2週連続の 下落。同国経済は過去25年間で最悪のリセッション(景気後退)に直面 している。

ブラジル石油公社(ペトロブラス)に端を発した汚職スキャンダル で不安定さが増す中で、同国が投資適格級の格付けを失うのではないか との懸念も株価の重しとなった。

ルセフ大統領は政治的な生き残りを図っているが、16日には全国規 模の抗議行動が計画されている。一方、中国が今週、人民元の切り下げ に踏み切ったことが、鉄鉱石生産で世界最大手ヴァーレなどブラジルの 輸出業者の見通しに影を落としている。

証券会社クレア・コレトラのアナリスト、ラファエル・フィゲレー ド氏は電話取材に対し、「市場が一息つける余裕は一切与えられないと 考える理由が多過ぎる」と指摘した上で、「中国をめぐる懸念という、 ブラジル国外の市場からの圧迫要因もまだ多少ある」と付け加えた。

ボベスパ指数は1%安の47508.41で取引を終えた。5月5日に付け た年初来高値からの下落率は18%に達し、弱気相場入りとなる20%に近 づいた。66銘柄中48銘柄が下げ、食肉生産会社JBSが4%安となり、 同指数の下落を主導した。

売上高の3分の1が中国向けのヴァーレは1.9%安で、今年に入っ てからの下落率は25%となった。ペトロブラスは2.2%安。

原題:Brazilian Stocks Move Closer to Bear Market as JBS, Gol Slump(抜粋)