ヘッジファンドがエネルギー株投資-原油低迷を好機と捉え

ヘッジファンドマネジャーらは、エネルギー 会社のシェニエール・エナジーやパイオニア・ナチュラル・リソーシ ズ、ウィリアムズが原油相場の低迷を切り抜けるとみており、これら企 業に数億ドルの資金を投じている。

規制当局への届け出によれば、セス・クラーマン氏率いるボーポス ト・グループは4-6月(第2四半期)に、テキサス州のシェール層開 発会社パイオニア・ナチュラルの株式89万8063株を購入。リチャード・ ペリー氏のヘッジファンド会社ペリーはウィリアムズの株式626万株を 買い入れた。

ブルームバーグのデータによれば、原油価格が昨年のピークか ら60%下げる中で、エネルギー投資家は株主価値にして1兆3000億ドル (約161兆5000億円)余りを失った。そうした中で今度はヘッジファン ドマネジャーらが安値拾いに動いていると、アリックスパートナーズの 原油・天然ガス関連の事業再編スペシャリスト、ジョン・キャステラー ノ氏は指摘する。収入減や銀行の融資制限により現状を乗り切るのに苦 慮している企業は多い。

キャステラーノ氏は「全ての原油・ガス企業が厳しい状態にあるわ けではない」とし、「良い資産を持つ素晴らしい企業はある。ただ市場 全体が低迷し、株式の価値低下に見舞われている」と述べた。

届け出によれば、ボーポスト(運用資産285億ドル)は6月30日時 点でパイオニア株を5億6380万ドル相当保有。ペリーはウィリアムズ株 を5億4810万ドル相当保有している。

ボーポストはこのほか、6月30日時点でシェニエール・エナジー株 を156万株買い増し、10億6000万ドル相当としている。

法律事務所ジョーンズ・デイ(ヒューストン)のパートナー、オマ ー・サムジ氏は「まだ勝ち組と負け組に明確に分かれているわけではな いが、今年の秋からそれが見られ始めると思う」とし、勝ち組となるの は「こうした環境でしっかりとした経営を行い、利益の出せる企業だ」 と述べた。

原題:Hedge Funds Add Energy Stocks as Oil Rout Brings Opportunity (3)(抜粋)

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