欧州債:ドイツ債下落-人民元切り下げの影響は長続きせず

14日の欧州債市場では、ドイツ国債が下落。 今週は中国の人民元切り下げを受けた安全需要で利回りが大きく低下す る場面も見られたが、結局は前週末とほぼ変わらずの水準に戻った。

中国人民銀行(中央銀行)が元の中心レートを大幅に引き下げたこ とから、ドイツ10年債利回りは12日までの2営業日で9ベーシスポイン ト(bp、1bp=0.01%)低下。その後、元相場が過度に変動した場 合は行動すると人民銀が表明すると、利回りは上げ始めた。ギリシャ議 会がこの日に第3次救済パッケージを承認したことも、ドイツ国債需要 を弱める要因となった。

みずほインターナショナルの金利ストラテジスト、ピーター・チャ ットウェル氏は「元やギリシャ、経済データなど、今週起きたことを全 て振り返ってみると、影響がずっと続いているものは結局ない」と指 摘。中国については「市場は下振れリスクを長期にわたり織り込んでき ていた。通貨変動の余地が増したことで、このリスクが異なる径路を通 じて表されるようになっただけだ」と付け加えた。

ロンドン時間午後4時45分現在、ドイツ10年債利回りは前日比3b p上昇の0.66%。7日からはほぼ変わらず。12日には6月2日以来の低 水準となる0.59%まで下げていた。同国債(表面利率1%、2025年8月 償還)価格はこの日、0.26下げ103.315。

欧州連合(EU)統計局(ユーロスタット)が同日発表した4-6 月域内総生産(GDP)速報値は前期比0.3%増。ブルームバーグがま とめたエコノミスト調査の中央値では、1-3月(第1四半期)と同ペ ースの0.4%増が見込まれていた。同時発表された7月のユーロ圏イン フレ率改定値は0.2%で、速報から変わらずだった。

原題:German Bonds Look Past China Turmoil to Send Yields Full Circle(抜粋)

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