「フラッシュ・クラッシュ」被告保釈へ、米引き渡しは来月審問

2010年5月に起きた「フラッシュ・クラッシ ュ」と呼ばれる世界的な株式相場急落に関与したとして、米国で訴追請 求されたナビンダー・シン・サラオ被告が保釈されることになった。4 月に英ハウンズローの自宅で逮捕された同被告は、米国への身柄引き渡 しに抵抗し、ロンドンの刑務所に4カ月勾留されていた。

サラオ被告(36)がスイスにある約2500万ポンド(約48億5000万 円)相当の投資資産の存在を明らかにしたことで、保釈が可能となっ た。この資産は米国が差し押さえるが、同被告はここから保釈金250万 ポンドを裁判所に支払わなくてはならない。保釈金は当初、被告の凍結 前の取引口座にあった資金を基に500万ポンドに設定されていた。

サラオ被告の弁護士は裁判所に対し、同被告がアスペルガー症候群 (高機能自閉症の一種)との暫定診断を受けていたと伝えており、米国 への身柄引き渡しの是非判断で鍵を握りそうだ。これに関する審問は9 月に予定されている。

原題:Flash Crash Trader to Be Released During Extradition Fight (2)(抜粋)