人民元ショックで世界の成長見通し揺るがず-エコノミスト調査

中国が人民元の中心レート設定方法を突然変 更したことは世界経済の見通しには影響を与えていない。エコノミスト らは、中国の景気減速は世界経済の行方に影響を及ぼすほど深刻ではな いと引き続き確信している。

ブルームバーグが7-12日にエコノミストを対象に実施した調査に よると、2015年の世界の成長率見通しは3.1%で、1カ月前の調査時と 変わらなかった。16年については3.5%を予想。前回調査時の予想中央 値は3.6%だった。

スタンダードチャータード銀行のアジア為替戦略責任者、ロバー ト・ミニキン氏(ロンドン在勤)は12日の電話取材で中国人民銀行(中 央銀行)による人民元の実質切り下げについて、「世界の経済成長にと って悪いことだと考えるべきではない」と指摘。「それが秩序だった抑 制的な調整で、より妥当な為替相場形成につながるものである限り、健 全な動きかもしれない」と述べた。

TDセキュリティーズの米金利ストラテジスト、ジェナディ・ゴー ルドバーグ氏(ニューヨーク在勤)は「人民元が一段と下落し、それが 中国経済に寄与するなら、世界の経済成長に非常に大きなプラス材料に なり得る」と話した。

原題:World Growth Outlook Withstands Shock of China Currency Surprise(抜粋)

--取材協力:Scott Hamilton.