落ちるナイフ拾うルーミス-血を流さないジャンク債投資目指す

ジャンク債(投機的格付け債)投資家にとっ て、エネルギー関連企業の社債をスピード感を持って売却することは今 は難しい。そこでマット・イーガン氏の出番となる。

米資産運用会社ルーミス・セイレス(運用資産額2420億ドル=約30 兆円)のマネーマネジャーであるイーガン氏は、驚くほどの数の借り手 が債務を履行できなくなっているエネルギー業界関連の社債を購入し、 「逆張り」ともいえる投資に動いている。石油・天然ガス企業の投機的 格付け社債利回りは2009年以来の高水準に上昇し、30%を上回るケース もあり、イーガン氏にとってはそれが魅力だ。

バンク・オブ・アメリカ(BOA)メリルリンチの指数のデータに よると、米国のエネルギー関連企業のジャンク債利回りは12日時点 で11.8%となっている。

イーガン氏はインタビューで、「非常に高いデフォルト(債務不履 行)率を既に埋め合わせる状況にあり、かなり魅力的に見える」と語っ た。購入している社債銘柄に具体的に言及することは避けた。

ブルームバーグのデータによれば、イーガン氏が運用に携わるルー ミス・セイレス・ボンド・ファンド(運用資産額213億ドル)は、過去 5年間のリターンが同種のファンドの大半をしのぎ上位5%に入る好成 績を残した。

フィッチ・レーティングスの13日のリポートによると、高利回り社 債を発行するエネルギー企業の8月までの1年間のデフォルト率は3% となっており、過去の平均(1.9%)の2倍を上回る4%に達する可能 性もある。フィッチのレバレッジドファイナンス担当シニアディレクタ ー、エリック・ローゼンタール氏は「エネルギー・金属・鉱業セクター の最悪期は必ずしも終わっていない」と指摘している。

原題:Loomis Aims for Bloodless Grab at Falling Knife in Energy Bonds(抜粋)

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE