中国とシティグループの意見一致-これ以上の大幅元安は不要

人民元がこれ以上大きく下落する必要がない とする中国の主張には幾分か真実が含まれている。

中国の輸出は減速しているものの、依然として他国より好調だ。ブ ルームバーグがまとめたデータによると、世界の輸出に中国が占める割 合は今年、過去最大の15%と、2010年1月の8.7%から上昇。元の実質 実効レートが主要貿易相手国の通貨に対して33%上昇したにもかかわら ず、中国のシェアは拡大した。

中国人民銀行(中央銀行)は13日、元相場の下落が長引く根拠はな いとの見解を示した。元が今週に入り1994年以来の大幅な下げを記録し たことで、中国が輸出押し上げのため元の価値を押し下げているとの懸 念が高まった。

シティグループは、中国輸出の回復力の強さや成長下支えにおける 輸出の役割低下は、元のこれ以上の大幅下落による恩恵が限定的である ことを示唆していると指摘。一方で、大幅な元安は資本流出を加速させ る恐れがあると指摘した。

シティの新興市場経済責任者デービッド・ルービン氏(ロンドン在 勤)は電話取材に対し、「中国の企業と輸出業者が元安を支持している という明確な証拠はない」と指摘。「通貨戦争を始めることを目指して いるわけではないし、成長支援が主な目的でもない」と述べた。

13日の上海市場で人民元は前日比0.2%安と、下落ペースが鈍化。 前日までの2日間の下落率は2.8%と、ここ20年余りで最大だった。人 民銀の張暁慧総裁補佐は13日の記者会見で、元の中心レート設定方法 を11日に変更したことに伴う調整は基本的に既に完了したと述べ、当局 が元押し下げのために追加策を講じるとの懸念を和らげた。

原題:China, Citigroup Agree: There’s No Need for Big Yuan Devaluation(抜粋)

--取材協力:Belinda Cao、Fion Li.

    最新の情報は、ブルームバーグ端末にて提供中
    LEARN MORE