楽観的な原油専門家ら、なお価格上昇予想-6年ぶり安値でも

原油アナリストらはとにかく楽観的だ。

原油が昨年6月20日、1バレル=約108ドルで取引されていたと き、その後60%下落するとは誰も予想していなかった。アナリストらは 当時、原油価格が今年7-9月(第3四半期)に平均約100ドルになる と予測。最も悲観的な見方をするアナリストでも84ドルとの見通しを示 していた。実際には43ドル近辺となっている。

アナリストらは依然としておおむね楽観的で、原油価格が来年後半 までに60%上昇すると予想する。ソシエテ・ジェネラルとカナディア ン・インペリアル・バンク・オブ・コマース (CIBC)がここ数週 間に価格見通しを10ドル余り引き下げる中、原油価格の月間ベースのパ フォーマンスが2008年以降で最悪となったことに顔をしかめる向きもあ る。米ゴールドマン・サックスは価格上昇が失速する可能性があるとの 見方を5月に示していた。

クレディ・スイス・グループの世界エネルギーエコノミスト、ジャ ン・スチュアート氏は「原油価格は変動要因が非常に多いため予測する のは極めて難しい」と指摘。同氏は2月に1月時点の予想を修正し、年 末時点で平均67ドル近辺になるとの見通しを示したが、「この予測は現 時点では野心的に見える」と語る。

ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のウェスト・テキサス・イ ンターミディエート(WTI)原油相場は13日、一時3.2%安の41.91ド ルと、取引時間中としては09年3月4日以来の安値を付けた。

米モルガン・スタンレーの調査担当者らは4月12日の調査リポート で「緩やかな回復と年末にかけての価格上昇」を予想。年末までにはま だ4カ月あるが、原油価格はその後、約19%下げており、同行は7月に 見通しを修正。投資家らに対し、今回の状況は1986年の原油価格下落よ りも悪くなる可能性があるとの見方を示している。

原題:Optimistic Oil Experts Still See Rally as Crude Hits 6-Year Low(抜粋)

--取材協力:Rebecca Penty、Dan Murtaugh.

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