米フーリハン、取引初日に株価急伸-IPO規模縮小で

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米投資銀行フーリハン・ローキーにとって、 いまひとつうまく行かなかった案件がある。同社自身の新規株式公開 (IPO)だ。

同社が12日実施したIPOの規模は2億2050万ドル(約274億 円)。IPO価格は仮条件レンジを少なくとも30%下回った。IPOの 規模が当初予定より縮小したことも手伝い、同社株は取引初日となる13 日に急伸した。フーリハン株はニューヨーク時間午前10時43分現在、 IPO価格比9.1%高の22.91ドル。

フーリハンがIPOに向けたマーケティング活動を開始した今月3 日以降、米株式相場は全般的に軟調となり、同業のモーリスの株価 は2.4%下落した。再投資に向かう現金を生み出さないIPOに、投資 家は消極的となり得る。今回のIPOで調達した資金は全て、親会社の オリックスと同社経営幹部と社員に向かう。オリックスは2007年にフー リハンを買収した。

フロリダ大学のジェイ・リッター教授(金融学)は「IPOをまと めるために価格の引き下げを余儀なくされるのは、企業にとってはやや きまりの悪いことだ」とした上で、「マーケットから見れば、企業価値 が控えめなほど魅力は高まる」と続けた。

原題:Houlihan Lokey’s Scaled-Back IPO Delivers Gain in Trading Debut(抜粋)