天津での爆発:死者50人、企業幹部拘束-ルノーなど企業に被害

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中国の天津で有害化学物質の保管倉庫が爆発 して多数の死傷者が出た事故で、中国当局は原因究明のためにこの倉庫 を所有する企業の幹部を拘束した。

国営の新華社通信によると、天津東疆保税港区瑞海国際物流の幹部 数人が警察に身柄を拘束された。事故調査に関わっている当局者はこれ までのところ全員、火災が大爆発を引き起こしたとの見方を示してい る。爆発による死者は50人に上った。

天津は世界10位のコンテナ港を抱え、政府が推進する北京周辺開発 の中心地でもある。今回の爆発は、30年に及ぶ中国の急激な経済成長を 経て、同地域および中国全土の開発ペースが妥当なものだったかどうか について新たな疑問を生じさせた。

天津は金属鉱石や石炭、自動車、原油などの出荷に関して中国北部 の玄関口となっている。また、農業機械メーカーの米ディーアや建設・ 鉱業機械の米キャタピラーなど多くの企業が生産拠点を置いている。今 回の爆発を受けて、ディーアは同市での業務を一時停止した。

英・オーストラリア系の鉱山会社BHPビリトンは、陸揚げ用バー スは損傷していないものの、鉄鉱石の積み出しに影響が及んでいると明 らかにした。独自動車メーカーのフォルクスワーゲン(VW)は輸入し た自社の車が損傷を受けたと発表。仏ルノーは保管していた車およ そ1500台が激しく損傷し、3300万ドル(約41億円)相当の被害が出たと している。

原題:China Investigates Explosions at Tianjin Toxic-Materials Site(抜粋)

--取材協力:Keith Zhai、Jing Yang、Kyunghee Park、Xin Zhou.