きょうの国内市況(8月13日):株式、債券、為替市場

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●株3日ぶり反発、電力や小売など内需見直し-人民元安ピッチ鈍る

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東京株式相場は3日ぶりに反発。中国人民銀行当局者の会見で中国 の通貨政策に対する過度の警戒感が和らいだほか、前日急落した反動も 加わり、電力や医薬品、小売、倉庫といった内需関連株中心に見直され た。

TOPIXの終値は前日比2.20ポイント(0.1%)高の1667.95、日 経平均株価は202円78銭(1%)高の2万595円55銭。

三井住友信託銀行の瀬良礼子マーケット・ストラテジストは、人民 元について「介入のような動きも出て、徐々に切り下げは収束する可能 性が出てきた。一方的なリスクオフの動きもなくなってきているのでは ないか」と話した。

東証1部33業種は電気・ガス、倉庫・運輸、医薬品、海運、小売、 鉱業、繊維、保険、食料品など22業種が上昇。銀行や証券・商品先物取 引、情報・通信、輸送用機器、その他製品など11業種は下落。売買高 は24億2065万株、売買代金は2兆8890億円。値上がり銘柄数は830、値 下がりは927。

売買代金上位では東京電力やファーストリテイリング、三菱電機、 大成建設、良品計画、旭化成が上げ、前日急落した資生堂やコーセー、 三越伊勢丹ホールディングスなどインバウンド消費関連銘柄も反発。バ ークレイズ証券が目標株価を上げた中外製薬も高い。

これに対し出資する中国の電子商取引大手、アリババの業績が懸念 されたソフトバンクグループは下げ、三井住友フィナンシャルグルー プ、野村ホールディングス、日本電産、りそなホールディングス、シマ ノも安い。

●債券反落、リスクオフ一服で反動の売り優勢-5年入札順調が下支え

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債券相場は反落。中国人民元の切り下げをきっかけにした世界的な リスクオフの動きが一服し、反動の売りが重しとなった。半面、きょう 実施された5年国債入札結果が順調となり、相場を下支えした。

13日の長期国債先物市場で、中心限月9月物は前日比12銭安の147 円88銭で開始。中国人民銀行(中央銀行)が10時すぎに人民元の対ドル での基準値を引き下げると日経平均株価が一時下げに転じ、9銭安まで 戻した。午後に入って、入札結果を好感して下げ幅を縮める場面もあっ たが、再び売りが優勢となり、147円76銭まで下落。結局は18銭安の147 円82銭で引けた。

岡三証券の鈴木誠債券シニアストラテジストは、「昨日の米国市場 で中国問題への警戒感が後退したので軟調に始まった。利回り水準が低 下したので、なかなか買い進みづらい。ただ、下値を売る人もいないの で、それほど利回りの上昇につながっていない」と話した。

現物債市場で長期金利の指標となる新発10年物国債の339回債利回 りは、日本相互証券が公表した前日午後3時時点の参照値を2ベーシス ポイント(bp)上回る0.375%で開始。一時0.385%を付けた後、0.38% で推移している。新発5年物の124回債利回りは0.5bp高い0.085%で開 始し、いったん0.09%を付けたが、入札後には0.085%に戻した。

財務省がきょう午後零時45分に発表した表面利率0.1%の5年利付 国債(124回債)の入札結果によると、最低落札価格は100円04銭と市場 予想を1銭上回った。小さければ好調さを示すテール(落札価格の最低 と平均の差)は1銭と前回と同じ。投資家需要の強弱を反映する応札倍 率は3.45倍と3月以来の高水準となった。

●ドル・円じり高、過度のリスク回避一服で124円半ば-人民元不安緩和

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東京外国為替市場ではドル・円相場がじり高。中国人民元切り下げ をきっかけとした過度のリスク回避の動きが一服し、ドル買い・円売り が優勢となった。

13日午後3時36分現在のドル・円相場は1ドル=124円51銭前後。 人民元中心レートの発表後には124円07銭までドルが売られる場面が見 られたが、その後じりじりと値を切り上げ、午後の取引終盤には124 円54銭を付けた。

中国人民銀行(中央銀行)の張暁慧総裁補佐は13日、北京での記者 説明会で、人民元の下落が続く根拠はないとし、人民元は長期的に強い 通貨であり続けると述べた。

三菱東京UFJ銀行市場企画部グローバルマーケットリサーチの内 田稔チーフアナリストは、中国もどんどん元安にもっていく感じでな く、「そうであれば、ばたばたした雰囲気も多少和らぐ」と指摘。もっ とも、「世界2番目の国の通貨が短期間でこれだけ下がったことの影響 というのは逆にもう少し時間がたっていろいろなところに出てくると思 うので、材料としてはまだくすぶり続けると思う」と話した。